一般社団法人 日本アーユルヴェーダ学会

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アーユルヴェーダからのアドバイスコーナー: 水木 可葉
ア ー ユ ル ヴ ェ ー ダ の レ ッ ス ン(12)

◇ ア ー ユ ル ウ゛ ェ ー ダ 解 説 書


このコーナーは今月で最終回なので、これまで参考にしてきた書物の紹介をしておきます。
アーユルヴェーダ医の資格のある方が書かれた、体質チェック法を含むアーユルヴェーダ解説書はつぎの3冊です。

日本人ただ一人のアーユルヴェーダ医で、大阪アーユルヴェーダ研究所所長の稲村晃江さんの「アーユヴェーダ寿命の科学」(主婦と生活社)は、インド体験談も交えた読みやすい本です。

東洋伝承医学研究所副所長のクリシュナU.K.さんのは、「アーユルヴェーダ入門」(東方出版)と「アーユルヴェーダ健康法」(春秋社)とがありますが、体質チェック法が詳しいのは後者です。

古典では、内科書チャラカ総論の訳本、「インド医学概論」(矢野道雄編・訳、朝日出版社)がありますが、残念ながら絶版なので、図書館で探してください。

外科を含む「スシュルタ本集」(大地原訳、たにぐち書店)は6万円と高価なので、買うには覚悟がいります。

専門的な訳書は他にも何冊も出版されていますが、日常生活とは縁遠いものがほとんどです。


◇ ア ー ユ ル ウ゛ ェ ー ダ 関 連 書

西岡直樹さんの「インド花綴り」、「続・インド花綴り」(木犀社)は、アーユルヴェーダの薬草も登場する楽しい本です。

モハンティさんの「わがふるさとのインド」、「わがふるさとインドの変貌」(平凡社)には、村の伝統医のことも書いてあり、ドス・ボイッディヨ、サブ・ポッティヨ[オリヤー語、医者十人は食餌療法一つに同じ]という言い方が紹介されています。

コリン・ターンブルさんは「豚と精霊」(どうぶつ社)で、アフリカの少数民とヒンドゥーの人たちの人生観をたどりつつ文明社会批判をしていますが、アーユルヴェーダを理解するのにも役立つ本だと思います。


◇ ア ー ユ ル ウ゛ ェ ー ダ 講 座

アーユルヴェーダの講習は東洋伝承医学研究所 (03-3792-2054)、 大阪アーユルヴェーダ研究所(06-305-0102)、
日本マハリシアーユルヴェーダ医学協会(03-5386-1904) などで受けられます。

スリランカもアーユルヴェーダの盛んな国ですが、 日本=スリランカ・アーユルヴェーダ医学協会(03-3826-2576)や
ランカ・ヴェーダの会(03-3918-4929)では、現地での講習会を行っています。

大阪朝日カルチャーセンターでもアーユルヴェーダの講座が開かれています。 講師は稲村さんのご夫君のH.S.シャルマさんです。 このホームページにも掲載されますから参考に。

古くからアーユルヴェーダを研究している団体には、
アーユルヴェーダ研究会(0764-34-2281内線2831富山医科薬科大学和漢薬研究所)があります。



3 月 の < 日 常 と 季 節 の 過 ご し 方 >


先月号の宿題ですけれども、H.S.シャルマ・ジーに尋ねました。
ヨーグルトの液体成分であるバターミルクは冷やす性質がありますが、白い固まりの方は温める作用があるのだそうです。
そして、風邪のときはシュリカンドよりも、ヨーグルトに黒胡椒を混ぜたのがよいとのこと。
1日分の量はコップ半分のヨーグルトに黒胡椒を、太った人なら大サジ1、やせた人なら小サジ1が目安。
早朝、昼前、夕方の3回に分けて空腹時に服用します。これを3日間つづけると、咳と一緒に体内の不要なカファが排泄されるのだそうです。
早速、粗びき胡椒で試してみましたが、思ったほど刺激は強くなく、無理なく食べることができました。

スパイス慣れしていない人は、黒胡椒の分量を少なめにして、からだがびっくりし過ぎないように注意してください。

モハンティさんの本の『食べ物と薬』の章には、風邪にはトゥラシー(バジルで代用可)のハーブ・ティー、トゥラシーと蜂蜜の混ぜもの、タマリンドの汁に海塩を混ぜもたものなどがよい、カラシ油を顔、額、胸、足に塗ってマッサージするのは風邪、咳、関節痛に効くと書いてあります。

1年間、どうもありがとうございました。
アーユルヴェーダに関する耳よりな話題を仕入れたら、また、別の形で登場するかもしれません。
そのときは、よろしく。アバル ダカ ホベ、ターター。

【みずき・かは:オフィス・ナンディ】

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